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キャリテク!マガジン

コラム

未経験者でプログラマー・ITエンジニアを目指す方に伝えたいこと

こんにちは。AltX様でコラムを連載している吉政創成の吉政でございます。

AltX様が展開しているキャリテク!では、未経験者の方を一人前のITエンジニアになれるよう育成をしています。
私は採用担当でもなければAltX様の社員ではないので、採用基準について明確に話すことはできません。しかしながら、様々な企業の採用支援や大手企業の給与査定や職級資格の外部審査員を担当してきた経験から、あくまで一般論として未経験者でプログラマー・ITエンジニアを目指す方に伝えたいことを述べたいと思います。

誰もが最初は未経験であり、未経験からスタートし自分自身が目指す仕事に就きたいと思っていると思います。

しかしながら現実は誰もが目指す仕事に就けるわけでもなく、中途採用で未経験者がプログラマー・ITエンジニアとして働けるようになるには、それなりのハードルがあります。
しかも、AltX様のような未経験者を採用してITエンジニアに育成する会社はそれほど多くはないです。

採用する側の気持ちを考えれば、将来戦力になりそうな未経験者を採用したいはずです。

ここで皆さんに考えていただきたいことがあります。今未経験者の方で将来戦力になりそうな人材はどのような人材だと思いますか?

以下に皆様が思いつきそうな人材像を書いてみます。

  • 真面目な人
  • プログラミングやIT関連の勉強を始めている人
  • パソコンが好きな方
  • 人と話すのが苦にならない方

Etc,,

挙げればほかにもあるかもしれません。私が考える将来戦力になると思う人は以下のような人材像です。

  • 個人でPDCAを回し続けられる人
  • 事前に準備をする人

上記の二つです。PDCAはPlan(計画)→Do(実行)→Chech(確認)→Action(行動)のサイクルのことを指します。計画して、実行して、その結果を確認して改善できるような行動サイクルを続けられる人なのですが、このサイクルを続けられる人は成長しやすく、多少の課題があったとしても改善して能力を高められます。例えば、若い時からこのサイクルを毎月1回実施している人であれば、年間で12個改善のトライ&エラーできます。10年で120個です。今25歳の人が10年間毎月1個改善すれば、35歳のころには120個改善されたかなり優秀な人材になっています。

理屈は簡単ですよね?でも、私の知る限り多くの社会人がそれを個人で実践していません。会社の仕事ではやっていても個人の能力に対しては実施していないです。ただ、成長している人は自分自身の能力に対してもPDCAを繰り返し、日常生活の中で工夫に工夫を重ねて、自然にPDCAを増させるようにしている人が多いです。

このお話にピンと来た人はいますでしょうか? もし、ピンと来た人でこのPDCAを自分の成長のために回し続けることができれば、おそらくその人の人生は5年後、10年後かなり開けた人になると思います。

さて、もう一つの「事前準備」の話ですが、未経験でプログラマー・ITエンジニアを目指す人で、面接までの間に全く勉強してこなかった人が採用されると思いますでしょうか?私は確率的にかなり低いと思います。事前に勉強してこなかった人は、入社しても勉強しないような印象を持ちます。少なくとも本気で未経験からプログラマー・ITエンジニアになることを考えていないと私は判断してしまいます。

もし、未経験であっても本気でプログラマー・ITエンジニアを目指すのであれば、最低でもある程度自分で理解できるまでIT業界研究を行い、自分がどんなエンジニアになりたいかをイメージし、それを実現するためにはどんな勉強が必要かを調べ、本を読んだりするくらいはしてほしいと個人的に思います。

少しだけ厳しいことを書きましたが、皆さん、いかが思いますでしょうか。
もし、本気でプログラマー・ITエンジニアを志すのであれば、面接前に勉強を少しでも実施して、入社後は自分自身の能力を高めるような行動をされるとよいと思います。

自分の行動によって将来は開けると確信しています。

皆様の人生も皆様次第だと思います。

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