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あなたは1人じゃない その1 カジュアルに報・連・相しよう
こんにちは。株式会社パイプラインの濱田です。最近の若者は~という書き出しからコラムを始めると「お?お説教かな?」と身構えられそうですが、最近の若い人たちは本当に真面目で「もっと肩の力抜けばいいのに」とこちらが恐縮してしまうくらいです。
・怒られないかな?の不安を言語化しよう
4月に入社してまだ(もう?)4ヶ月を過ぎましたが、仕事には慣れましたか?コロナのご時世で出社もままならず、いきなりのリモートワークで大変かと思います。そんな中、顔も知らない上司や先輩から仕事を割り振られて「よくわからない」「これでよいのだろうか?」「怒られないかな?」と不安になることも多いでしょう。ましてや、隣の席の人にちょっと質問・・・というわけにもいかない。これでは不安になるのも致し方ありません。
人間、不安なことのだいたいは「自分でコントロールできないこと」や「予測できないこと」なのです。身の回りでおきる不安を例にすると、「本当にこれで依頼した人の望む結果なのだろうか」「こんな報告で怒られないだろうか」といった、大きな、そしてぼんやりとした不安ということが多いのではないでしょうか。そこで、私はいつも「不安の正体を暴いてやる!」というように、不安をある程度まで言語化する習慣をつけています。順序としては以下の通りです。
1. ○○について不安だ、という感情を素直に紙やテキストファイルに書き出す
- 誰に見せるものでもないので、言葉を選ばず書いたほうがよいです
- マインドマップツールを使うとなおよいですが、ツールにはこだわらなくてよいです
2. 不安なことについて、どうなったらそれが解消したと言えるのかを紙やテキストファイルに書き出す
- 1つ「しか」結論を出してはいけない、という縛りは不要です
- 自分が望む結論と他者から要求される結論があるなら併記しましょう
- 5分考えてもわからないなら、「5分考えてもわからなかった」という結論でもよいですが、まったく書かないという選択だけはナシ、わからなかったも1つの結論としてしまってもよいです
3. 過去に試したこと、試してみたいけどまだ着手していないことを紙やテキストファイルに書き出す
- 過去に試したことは、時系列にまとめなくてもよいので、試したこととその結果をセットにして書き出しましょう
- これから試してみたいことは、「すぐにできること」「試してみたいけど躊躇していること」の2つに分けて書き出しましょう(それ以上は深堀りしなくてよいです)
これらの言語化は30分以内にまとめる、というルールを作って集中するとよいでしょう。あまり時間をかけても、「まだ何かあるのではないだろうか」「あれもできていないこれもできていない」と余計に不安になるだけですので、30分という上限を決めてしまってよいです。
・カジュアルに報・連・相しよう
不安の正体を書き出したら、それを片手に上司やリーダーに相談しましょう。私の経験上、たった1つ
言葉を選んで怒られることを回避しようとしない
ということだけ守れば、だいたいのことは相談に乗ってもらえます。もっと直球に表現すると、「最低限の敬語さえ使えていれば、ストレートに表現してよい」ということです。そんなことして怒られないだろうか?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、何か相談事をして怒られる、といったケースのほとんどは、相談ごとの内容そのものについて怒っているのではなく、なかなか本題にたどり着かずイライラされている、ということがほとんどです。
報・連・相をするのに、芸術家的な表現やアッと驚くイリュージョンは不要です。そりゃそうだろう、と笑うかも知れませんが、不安ごとをどうやって報・連・相しよう?と思っている人の頭の中はだいたい、報・連・相の本質の外側で「どうやったら怒られずに済むだろうか」「何とか結論を先延ばしにできないか」ということで悩んでいるのです。結果、回りくどい表現になり、上司やリーダーから怒られてしまうのです。
何ごとにも「型」があるように、報・連・相もまずは以下の型を使ってカジュアルに報・連・相してみましょう。
○○について{報告,相談,連絡}があります。私が考えるゴールは△△ですが、これでよいですか?
もしゴールがわからない場合は
○○について{報告,相談,連絡}があります。少し考えましたが本当にこれでよいのかわかりません。△△というテキストファイルにまとめてみましたので一緒に見ていただけませんか?
といったテンプレを使ってみてください。
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