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あなたは1人じゃない その4 はじめてリーダーになるあなたへ 「リスペクト」「アウトプット」「アウトカム」からチームのコミュニケーションを改善しよう (1)
こんにちは。株式会社パイプラインの濱田です。前回は新任のリーダーがチームにアサインされたらまず「チームの文化を知ること」の重要性について取り上げました。今回はよいチームと悪いチームの比較をしながらチーム内コミュニケーション改善について取り上げてみたいと思います。
「よいチーム」とはどんなチームか説明できますか?
そもそも論として、あなたは「よいチーム」の定義ができていますか?そして、自分の言葉でこれを説明できますか?あなたがチームリーダーになって、最初にチームの文化を知る必要があると前回述べたのは、ここに掛かっているのです。
もちろん、チームに課せられたミッションや求められるアウトカムは異なりますので、一律に「コレだ!」という答えがあるわけではないのですが、チームの良し悪しを「リスペクト」「アウトプットの質」「アウトカム」の3つの観点から分析し、チーム内コミュニケーションを改善していきましょう。今回は3つの観点のうち、リスペクトにフォーカスしていきたいと思います。
よいチームにはリスペクトがある。
おおよそ例外なく、よいチームにはメンバー相互にリスペクトがあります。また、相互リスペクトには「条件」がありません。これがどういうことか、少し掘り下げますと、あるメンバーが他のメンバーをリスペクトするのに「あのひとは○○だから尊敬できる」ということがあるかと思いますが、それは決して「○○ではないから尊敬できない」ではあってはならない、ということなのです。
人には個性があり、また、得手不得手があります。これらを踏まえたうえでチーム内の役割があるのです。こうした前提で、メンバーどうしリスペクトしあって適切な目標を設定し、みんなで高みを目指しましょう。
反対に、メンバー間のリスペクトがない、あるいはメンバー間の関係性や職位によってリスペクトが強要されるのは決してよいチームとは言えません。また、個人やチームに対して露骨に「あいつには期待していない」という発言が出るのもよいチームの定義からは外れてしまいますので、こうした発言は厳に慎みましょう。
もう1点、メンバー間相互に無関心であってもいけません。メンバー間の趣味嗜好まで詳細に知っておかなければいけないとまでは言いませんが、作業進捗や品質にまで無関心であるのは論外ですし、まったく雑談がないと、報・連・相がしにくくなってしまいますので、ほどよい距離感でメンバー間に関心を持てるようなチームにするとよいでしょう。
理想のチームは「リスペクト」「アウトプットの質」「アウトカム」の3つの要素が満足な状態であることです。今回はリスペクトについてフォーカスし、理想のチームについて分析してみました。次回はアウトプットの質について考察してみたいと思います。
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