キャリテク!マガジン
- TOP
- キャリテク!マガジン
- 工事経験がITエンジニアへの転職に有利!? ~意外と知らない「建設業界」と「IT業界」の共通点~
工事経験がITエンジニアへの転職に有利!? ~意外と知らない「建設業界」と「IT業界」の共通点~
一見、全く違う業界に見える「建設業界」と「IT業界」。
まさか工事経験がITエンジニアへの転職に有利だなんて、思ってもいない方が多いのではないでしょうか?
実は意外な経験や資格が武器となり、ITエンジニアへと転職している人がいるんです。
当社にも電気工事や配管工事、機械器具設置工事、各種施設工事などのご経験をお持ちの方がITエンジニアとして転職し、活躍している事例が多くありますので、今回はこの意外な共通点をご紹介します。
共通点があるのはITエンジニアの中でも「モバイル通信エンジニア」
世間一般的に「ITエンジニア」と聞くと、プログラマーやシステムエンジニアをイメージされる方が非常に多いですが、さすがに工事経験をプログラマーに活かすのは難しいです。。。
ですが、ITエンジニアと一言で言っても幅広く沢山の種類のエンジニアが存在します。 工事経験が転職に有利になるのは、ITの中でも「モバイル通信エンジニア」と呼ばれるエンジニアです。
モバイル通信エンジニアとは?
携帯電話に代表される無線を利用した通信サービスを技術面で支えるエンジニアのこと。
無線通信サービスは20年程前に携帯電話が一般に普及しだしてから拡大の一途を辿っており、昨今では次世代通信規格「5G」のネットワーク構築や、自治体や企業がニーズに合わせて特定エリア内で自由に活用できる「ローカル5G」の普及により、今まで以上に需要が見込まれているエンジニアです。
※モバイル通信エンジニアは、求人によって「移動体通信エンジニア」や「無線通信エンジニア」と表記されている場合もあります。
モバイル通信エンジニアの業務内容は、とーっても幅広いです。
携帯電話の電波品質を改善するために電波測定をしたり、測定で取得したデータを解析して設定変更・・・などの“THE☆ITエンジニア!”という感じのお仕事をしているエンジニアももちろんいますが、それだけが全てではありません。
昨今普及が進んでいる5Gの電波を世の中に普及させるために、「基地局」と呼ばれるアンテナをビルの上や鉄塔の上、地下鉄のトンネルの中など様々な場所に建てるところから対応しています。
おっ、やっと工事っぽい話になってきましたね。笑
そうです。工事経験を活かせるのは、主にこの「基地局(アンテナ)建設」のお仕事です!
「基地局(アンテナ)建設」ってどんな仕事?
基地局建設の流れは、ざっくり説明するとこんな感じ。
「あれれ?なんだか馴染みがあるぞ・・・?」と思った方もいらっしゃるのでは?
そんなあなたはITエンジニアに転職できるかも!
実際当社に入社した社員の場合、前職では工事の進捗管理や協力会社の手配&指示、現場の管理・統括をする施工管理や工事管理業務の経験者が多いです。
実際の工事は工事業者さんに発注するので、上記のような経験の中で培った交渉力や図面から工事の流れを読み進めていく力が、モバイル通信エンジニアとしても重宝されるスキルだったりします。
その他にも、基地局を建てるためには行政に対して色々と申請をしなければなりませんので、建設関連の各種免許申請に関するご経験や「完成図書とは何ぞや?」ということを知っていて、かつ基本的なPCスキルがある方も未経験からモバイル通信エンジニアに転職した実績があります。
工事経験がなくても、資格保有者が優遇されるケースも!
実際の実務経験はなくても、下記の資格保有者が優遇されるケースがあります。
工事担任者
電話回線やケーブルテレビ、光回線などの配線工事・機器設置工事が出来る資格のため、優遇されるケースあり!
電話回線を電柱から引き込む工事や、光ファイバー工事、インターネット関連配線の引き込み工事に関する知識があると判断され、実務未経験でもキャッチアップが早いだろうという期待から採用される可能性があります。
第一級陸上特殊無線技士
陸上にある無線局の無線設備の技術的な操作を行うことが出来る資格のため、優遇されるケースあり!
テレビ局の中継局や携帯電話の基地局など、多重無線通信設備の操作に関する知識があると判断され、実務未経験でも採用される可能性が高いです。
海上無線や航空無線、アマチュア無線の資格でも採用されるケースもありますよ。
第二種電気工事士
電気がなければインターネット環境は作れません。
この資格保有者に関しては下記のコラムで詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
モバイル通信エンジニアへの転職は、今がチャンス!
モバイル通信業界では、身近な所だと東京五輪や大阪万博といった大イベントに間に合わせるために急ピッチでインフラ整備が行われており、その他にも最近よく聞く次世代通信規格「5G」のネットワーク構築や自治体や企業がニーズに合わせて特定エリア内で自由に活用できる「ローカル5G」の普及、そして次は次世代通信規格「6G」のネットワーク構築など、まだまだ需要が衰える気配はありません。
これからのIoTや5G全盛時代に向けて最先端のミライを作っている今だからこそ、多くの人材を必要としています。
実際、工事の現場では「休みが少ない」「現場作業から現場管理へステップアップしたい」といったことがあり、「体力面での理由」や「ライフイベントの発生によって働き方を見直したい」などの理由で転職をお考えの方も多いのではないでしょうか?
当社ではそのような理由から未経験からITエンジニアへ転職した社員が多く在籍しています。
もしかしたら、あなたの経験もITエンジニアへの転職に活かせるかもしれません。
ITエンジニアへの転職に興味がある方は、ぜひ一度お話しましょう!
https://www.kcct.co.jp/careetec/seminar/tokyo/