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電気工事士→ITエンジニアに転職!?意外と知らない活かせる資格
一見、全く違う仕事に見える「電気工事士」と「ITエンジニア」。
“IT業界なんて全く未経験の人が入れる業界じゃないでしょ!“ と思われる方も多いと思いますが、実は意外な資格や経験が武器となり、ITエンジニアへとキャリアチェンジしている人が存在します。 当社には電気工事や施工管理、ビル設備管理職など、元建設業界経験者がITエンジニアとして活躍している事例が多くありますので、今回は意外な共通点をご紹介します。
共通点があるのはITの中でも「インフラ領域」のエンジニア
電気工事士のみなさんは、一般家屋はもちろん、ビルや工場、病院や商業施設などのあらゆる建物の電気設備において、各種図面の作成から施行まで幅広い業務を担っているかと思います。
電気設備の安全を守るお仕事ですので、業務内容によっては命の危険すら伴う業務もあり、少しの不注意で大ケガをしてしまう可能性があるため、現場では安全管理において非常に厳しく指導を受けていらっしゃるのではないでしょうか?
IT業界にも上記に似た特徴を持つ職種が存在します。 それは、IT業界のインフラ領域を担当する「インフラエンジニア」という職種です。
インフラエンジニアは、私たちが普段何気なく使っているインターネットやスマートフォンに用いられる通信回線を扱う業務を担っているITエンジニア。
スマートフォンアプリやインターネットサービスはもちろん、昨今では信号や自動改札機などもインターネット回線に繋がっており、これらの通信環境を作ったり守ったりする業務を担っているエンジニアで、中には個人情報や企業の機密情報を多く扱う業務も多々あるため、セキュリティー安全教育に関しては特に厳しく指導しています。
電気も通信回線も、どちらも生活基盤に関わる仕事であり、人々の生活に欠かせないものであるため、活躍の場も非常に広いのが特徴です。
電気がなければインターネット環境は作れない!
インフラエンジニアが実際に電気工事をすることはありませんが、通信回線を作るためには電気の基礎知識が必要になる場面があります。
たとえば、情報の受渡しや管理を行う「サーバー」を作るときには、簡単にサーバーダウンしてしまうものを作ってお客様にご不便をお掛けする訳にはいかないので、しっかりと想定される電気使用量を計算し、対応できる機器を選定して設置します。
このような業務であれば、電気工事士などの資格を持っているとIT業界未経験でも転職に有利です!
もしかしたら、電気工事士として働いたことがある方の中には携帯電話の基地局に関する設備業務に携わったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
京セラグループでありKDDIグループでもある当社は、携帯基地局の建設に伴う施工管理・工程管理業務や置局業務と呼ばれる基地局設置に伴う交渉業務なども請け負っていますので、その経験を活かせるかもしれません。
その他にも、サーバーなどのIT機器を管理するデータセンターという施設では、株取引情報やショッピングサイトの購買履歴など、私たちが普段から利用している様々なサービスにおいて各企業の重要データが管理されていることから、24時間365日途切れることなく運用しています。
もしこの施設が停電などで運用停止してしまった場合、私たちが普段利用している様々なサービスが利用できなくなり、社会インフラ全体に多大な影響を与えてしまいます。
そのようなことを起こさないために、高性能な電気設備や空調設備、特別電圧受電設備を導入しているため、法令点検や管理を毎日欠かさず、日々快適な通信環境を提供しているんです! このような施設での業務ですと、電気主任技術者や電気通信工事担任者AI・DD総合種、伝送交換主任技術者などの資格を持っていると有利です。
もちろん、あくまでもITエンジニアなので、電気系の知識を持っているから即戦力!という訳にはいきませんが、意外と電気系の知識や資格はITインフラ領域と密接に繋がっており、重宝される技術です。
上記のような業務経験の面で活かせるというメリットもありますが、同じ社会インフラを担う業務ということもあり、社会全体に対して人々の生活に欠かせないお仕事をしているという点で、仕事のやりがいにおいても共通しています。
このように、電気工事士とインフラエンジニアは実は多くの共通点があり、建設業界でありがちな「力仕事が多く、長く続けていく自信がない」、「結婚を機に家族との時間を大切にしたい」、「身体を壊してしまった」などの理由で転職を考えているけど、どうせならこれまでの経験を活かしてキャリアチェンジしたいという方にはインフラエンジニアがおすすめです。
実務経験はなく、資格だけ持っている状態で入社し、今では立派なITエンジニアとして活躍している社員も当社にはおりますので、今後のキャリアに関してお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お話しましょう!
https://www.kcct.co.jp/careetec/seminar.html