こんにちは。佐々木昌子です。
今回は「40歳を超えた時の自分の履歴書を想像したことはありますか？～後悔しない転職とは～」という内容で書いてみます。

若い人はあまり意識はしていないと思いますが、ある程度の規模の会社に転職しようとしたときに、採用可否やその人の給与をだれがどのように決めるかご存知でしょうか？

採用時に面接をした人が採用可否や給与を決めることはほとんどありません。面接時に会わなかった社長や人事部長が決めることが多いです。
もう少し正確に書くと、採用面接をした人たちが、面接シートや採用稟議に必要情報を記載し、上司の判断を仰ぎ内定が出るか決まります。給与も同様のプロセスで決まります。

採用担当者が「この人、素晴らしい！ぜひ欲しい！」と思っても客観的な情報で判断され、内定が出るか、給与がいくらになるか決まります。その客観的な情報として大きな部分を占めるのが履歴書や職務経歴書なのです。

若い時はある程度の会社に転職はしやすいでしょう。
しかし、40歳、50歳になったとき、いかがでしょうか？

大成功して、業界にも名前が売れて、どこでも働けるようになれていたらいいですよね。
でも、そんな不確定な未来を信じて、転職を考えるのはやめたほうがいいです。
そうでない人生の可能性も当然あるからです。

例えばベンチャー企業に就職して、3年くらいでまたベンチャー企業に転職して、その繰り返しで履歴書が作られていることを想像してみてください。
そのようなベンチャー企業を渡り歩いてきた人たちの50歳くらいの履歴書を想像してみてください。知らないベンチャー企業の名前が7社8社並んでいると思います。その人が20代30代で働いていたベンチャー企業の大半がおそらく、消滅していて、20年後くらいの50歳の時には、おそらく誰も知らない会社になっている可能性が高いと思うのです。
いかがでしょうか？ベンチャー企業への偏見と思いますでしょうか？年を取るとわかるのですが、履歴書にだれもが知っている会社で成果を出しているかどうかというのは、今後の採用に大きな意味を持ちます。
私はもう40歳が見えてきています。しかも女性です。女性だとなおさらですよね。

だれもが年を重ねると就職が厳しくなる時期があります。しかも、年金の受給年数は引き上げられる傾向にあり、医療費負担は引き上げられていきます。より長く、それなりに働かないと厳しい世の中が来るはずです。

ここで未経験者でIT業界への転職を考えている方に一つお聞きします。
未経験でIT業界の大手企業グループには転職できないと思い込んでいませんか？はい、もちろんそうです。
多くの大手企業グループは未経験中途採用をしていません。

ただ、このコラムを掲載いただいている京セラグループのAltXは違います。未経験の若手にチャンスをという思いで、未経験者向けの採用を積極的に行われています。またそのセミナーを毎月行っているようです。
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