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エンジニアは、みんなの不安を、自分の腕で解消するよ!
ネットワークエンジニアの津村です。
今、Perfumeの「コンピューター ドライビング」を聴いているのですが、この曲の詩には、とてもエンジニアとして大切なコトが、沢山書かれている気がします。今回は、この歌詞を引用しながら、お話しますね。
ある時、あるプロダクト設計と実装に関わっていて、ふと頭をよぎった言葉があります。
・プロダクトは、不確実を確実にする
・エンジニアは、確実の精度を上げる
ソリューション・プロダクトは、誰かの潜在的な「不安・不満」を、技術によって解決します。
そして、エンジニアは、技術により、「確実性」を底上げする役割だと思っています。
「コンピューター ドライビング 水面下にいる / 本音 痛み 次は 地上戦でしょう?」
セールス、そしてプロダクトデザイナーは、顧客の潜在的な水面下の痛みや本音を吸い上げます。
そして、エンジニアは、地上戦……現場で、それらを自分の腕で解決をしていきます。
結果として、価値や対価を頂き、お互いが成長をします。それが、経済の基礎となります。
「コンピューター ドライビング 複雑すぎるの / 見えるモノがすべて 真実だけじゃない」
お客様の発する言葉が、その問題の全てを表していることは、極々一部です……僕も20年エンジニアをしていて、クライアントが「本当の自分の課題」をお話できた事は、2回くらいしかありません。
しかし、見えるモノ……表情・数字・データ、これらはリアルを写し出します。
そして、そこから本当に必要なモノを、適切に提供していく事は、もしかすると今の自分も叶っていないのかも知れません。
「求めるものは いつでも / 信じていよう 止めたら消えるだけ」
エンジニアには、「今日やろう!」「今やろう!」っていうポジティブな気持ちが大事だと、僕は思います。
明日、突然「xxくん、xxして!!!」っていう事は、よくあります。もちろん、その準備として、スキルを磨く事は大切です。しかし……「原理・原則」は大切です。今見えている技術やソリューションを突き詰めると、最終的に物理や心理に行き着きます。
そして、エンジニアは……技術を以て、ヒトの心のモヤモヤを解決する職人だと思っています。
なので、今日から、今からでも、「Linuxを触ってみよう!」「クラウドを触ってみよう!」「コンフィグを書いてみよう!」……そんなモチベーションがあれば、何日も、何ヶ月も、何年も経ったある日、きちんと開花します。
「キャンセル待ちをしたって あの子の次じゃ 意味なんて無いじゃない」
誰かに言われているからエンジニアをしているのではない、自分が技術で何かを変えられるから、エンジニアをしている。20年経って、僕はそう思います。
とても、パワーのある1節です。
もちろん、全ての物事は、先人からの「継承」です。
実際、僕にコードの書き方やコンフィグの書き方を教えてくれたほとんどは、ウェブと書籍です。
しかし、その概念や使い方は、書籍ではなく、みんな現場のエンジニアが教えてくれました。
例えば、「リアルタイム処理」と「バッチ処理・キューイング」の違いや使い分けについて、前職の先輩が教えてくれて、その前のエンジニアさんがコードを残しておいてくれたおかげで、実際に環境が違っていても応用する事ができます。
当時はPHPとPostgresqlによって、メッセージング・キューイングの処理をしていましたが、後にクラウドサービスのメッセージングサービスでも同様の事が出来るようになり、それらに応用されています。
「コンピューター ドライビング 複雑すぎるの / 見えるモノがすべて 真実だけじゃない」
僕は、スティーブ・ジョブズの「Stay Hungry, Stay Foolish.」これを日本語訳すると、「渇望せよ、咀嚼せよ。」と、僕はお話しています。
「目の前のサンプルコードを書いたら、動いた!」「あの人のお話を信じたら、その通りだった!」……そういった経験は、みんなにありますし、とても大切です。
しかし、それらが本当だったか、偶然だったかは、それは自分の腕や目で確認する必要があります。
そして、それらには、原理・原則、物理と心理の世界と、僕は思っています。
この内容を咀嚼できるまでに、とても、とても、長い時間と経験を要します。
そして、このコラムが理解できた時、きっと皆さんの世界が、何段階か開けていることでしょう。
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