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「叱り方」と「ストレス対策が上手になる方法」について
インフラエンジニアの津村です。
皆さんは、「叱る」と「怒る」の違いを、知っていますか?
今回は、「スキルアップに必要な叱り方」について考えてみます。
「叱る」と「怒る」の違い
実は、何かを学習するのに、怒りは必要ありません。
「間違えたら怒鳴られる/キレられる、だから・・・」という考えを持っている方は、実際多いようです。
しかし、それは怒ってる方が、ただ機嫌が悪いからではないでしょうか?
実際には、怒る/キレる必要の無い場合に、つい感情を一緒に吐き出してしまう方も多いです。
「叱る」って何?
本来の「叱る」には、実は怒りの感情は必要ないと思っています。
「Aという事があった。結果Bとなった。それに対し、Cという問題があり、Dという対策をして欲しい。」
これが、叱るのテンプレートです。
もちろん、Aの事象に至るまでに、相手にはきちんと何か言い分があります。
これを上手く引き出せる関係を築いていないと、嘘を言われてしまいます。
そうすると、問題Cも対策Dも、成立しなくなります。
「どうしたの?」で解決
困った時、まず相手に「どうしたの?」と訪ねてみましょう。
「大丈夫?」と聞くと、「大丈夫です」と返すテンプレートがありますので、「どうしたの?」を活用しましょう。
例えば、牛丼屋さんで3分で出てくる牛丼が、少し遅れて5分後に出てきたとしましょう。
忙しい時には、少しイライラしますよね。
ここで、「遅い!」と怒りたくなる気持ちは、わかります。
現実には3分以内に出てくる事を期待して、牛丼のチケットを買ったのですから、とても余裕の無い時なら怒っても仕方ないでしょう。
そして、心の中では、「時間を無駄にされた!」「期待を裏切られた!」という悲しみがあると思います。
しかし、よく考えると、そこで怒る必要は無い事に気づきませんか?
「時間掛ったけど、どうしたの?」
この一言で、全て解決するのかも知れません。
ネガティブな感情の扱い方
逆転して、自分が怒りや悲しみを感じる時も、現実には少なくありません。
そこには、所謂「逆ギレ」も含みます。
難しいですよね、ネガティブな感情って。
アンガーマネジメントの世界では、「怒りは6秒しか保たない」と言われます。
実際、怒りを感じた瞬間に、ちょっとその場を離れて息抜きすると、それだけで意外とスッキリするものです。
しかし、長く怒っている場合、昔の「怒り」や「悲しみ」に連続発火している状態になります。
もしかすると、お説教が長い方は、それだけ仕事を大切にされているのかも知れませんね。
ストレスの発散が上手な人は上手くいく
僕もまだニガテなのですが、こういったストレスの発散が上手な方は、色んな事が上手くいくパターンが多いようです。
その手段の1つに「日記」があります。
「日記をつけなさい」と言われても、日記の書き方をきちんと習った方は少ないですよね。
例えば、以下のようなテンプレートがあります。
- いつ/どこで/何が起きて(現実)
- 自分が思ったこと(感情)
- 現実の状況(冷静に観た現実)
- それに対する感想・次から直すこと(現実と感情の差分)
また、紙の日記帳ではなく、独りでしか使わないブログを作ったり、独りツィッター(フォロー0・フォロワー0・鍵アカウント)でつける方法もあります。
紙がいい・PCがいい・スマホがいいなど、色々な方法がありますが、適当に続く方法を選んでみて下さい。
他の誰に見せるものでもないので、途中でツールを変えても問題ありません。
また、「寝る前に1日1回」という縛りもありません。1日に何度書いても問題ありません。
連ツイを繰り返しても、誰にも何も言われません。誰も観ていないのですから。
最初のうちは、感情が連続発火するので、とても沢山の内容を書いてしまいます、沢山脱線します。
どんどん脱線していきましょう。
ある瞬間に、フッと落ち着く瞬間があります。
繰り返していくと、これがどんどん短くなり、次第にメンタルが安定していく場合が多いです。
皆さんのお仕事の参考にしてください。
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興味がある方は以下をご覧いただき、セミナーにご参加いただきたいです。
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