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Top Interview 社内行事・社内プロジェクト 現場の声から生まれた制度~LABO環境構築~

現場の声から生まれた制度~LABO環境構築~

  • 社内行事・社内プロジェクト
ICT事業部 (チーム活動)

当社では、社員の声から生まれた制度を多数取り入れており、“風通しが良い社風”は他社には負けない自負があります。

「風通しが良い社風と一言で言っても何がどう良いのか良く分からない」
「どこの会社もそう言ってるよ?」

そう感じられる方もいらっしゃるかと思いますので、今回は第一弾として、LABO環境を作ろうと起案し実際に作った東日本ICT事業部のH.T.さんに、当時の思いや提案した時の会社の反応などを伺ってきました。

Q1:LABOを作ろうと思ったきっかけは何ですか?

現在、当社の社員は様々な現場で働いていますが、お客様先の設備や機器は、ほとんどが実際に商用サービスで使われているものです。

つまり、たった一文字のコマンド構文を間違えただけで、お客様サービスに膨大な障害を与えてしまう環境なんです。

もちろん、検証環境などが用意されている現場もあるのですが、そのような事は稀でありいくら検証環境だからといって思い切った検証はできないことが多いです。

また、他にも最近感じた傾向なのですが、「機器をイメージして話せていないメンバーが多い。」という事です。手順はマニュアル通りに進めているだけであり、イレギュラー対応が発生すると対処できなくなる。つまり、変化球に弱いですね。

人間関係で例えるなら、「あの人は癖があるので、対応は注意してね。」と第三者から聞くよりも直に話して、その人の癖を感じる方が何倍も経験値になりますし、対処法も見えてくるものです。

よって今回、LABO環境を作った意図は、決して技術力だけを高めるためのものではありません。
現場では試せない検証や、様々な機器を直に触ってもらう。またその機器の癖であったり、お作法を肌で経験する事によってイレギュラー対応もできる対応力を付けるという狙いもあります。

LABOですから、機器を壊したっていいんです。お客様サービスには影響しないですから。

Q2:一般的に考えると「LABOを作る」のは結構大きいことで、経費の問題等を考えると実現するには中々難しいように感じてしまいますが、提案する時は躊躇しませんでしたか?

勿論、経費面は考慮しました。複数社からの購入・レンタル見積もりを頂いた時は、「こんなにも高額なのか!」と驚いたものです。

そこで考えたのが、秋葉原などの中古業者を利用する事でして、その結果コストを1/10に抑える事が出来ました。

正直、贅沢を言えば最新機や高額な機種を揃えるのは魅力です。しかし、旧機種でもネットワークの概念は一緒ですから、まずは実機に触れ、経験値を高めることを優先しました。

質問の、「躊躇しなかった?」ですが、当社は「人財を育てる」が自社の強みであり、魅力と考えております。

LABOを作るイニシャルコストよりも、「人財を育てる」が根幹なので躊躇はしません。

我々の業界では人材がいなければ成り立ちませんよね。

つまり、会社の財産は人ですから、説得する自信はありました。

Q3:LABOを作ろうと実際に提案した時、上長や会社の反応はどうでしたか?

先程も申し上げましたが、当社は「人財を育て、新しいことを成し遂げる。」が根幹にありますから、快諾して頂けました。

どちらかというと、会社を説得することよりもLABOを構築してからの方が大変でしたね。各種ICT研修で使用するための機器調整や、ネタの準備などなど・・

考えなければいけないことが沢山あったので苦労はしましたが、考え方の根幹がブレない範囲で比較的自由にやらせてもらえたので好きな機器をいじってるような感覚で楽しかったです。

今となっては、毎週夜遅くまでLABOのあるサテライトオフィスに通ったのは良い思い出です。

Q4:LABO完成後、実際に研修で利用した率直なご感想は?

考え方が凝り固まったメンバーが多いのを体感しました。
Q1でも話しましたが、マニュアル通りであり、変化球には弱い印象を改めて感じました。

仕事って、順序が決まった事ばかりではないんですよね。

自身が経験していないトラブルが発生した時こそ、その人が持っているエンジニアとしての真価が問われると思っています。なので、そういう場面の対応力って大事なんです。

だから、面白いですよ。私は講師も担当させてもらってますが、私の講習は「顧客のニーズは伝えました。あとは、皆で考えてください。」から始まります。そこで安易に設計すると、後々取返しがつかないような場面になるんです(笑)

でも、失敗する事に意義があるので、皆、いい経験になっているはずです。

Q5:今後も働きやすい環境整えていくために何か考えていることはありますか?

将来的には、今のLABOがあるサテライトオフィスの全ての部屋を、イノベーションルームにしたいですね。

いろんな拠点から、有志でメンバーが集まり、懇親会を開くのもいいですし、技術アイデア発想の場として討論するのも面白いと思うんです。

以前、某機器メーカーの社長が「アイデアなんてものは業務中よりも、本音を言い合える仲間と飲んでる時に浮かぶんだよ。」とお話されていました。

私も、そう思っていて、プライベートでもメンバーと討論しますし、結構激しく言い合いなんかもします。でも、こういう時って不思議と何かのヒントや、いいアイデアが浮かんでくるんです。

Q1でお話した通り、当社の社員は様々な現場で働いています。ということは、色んな業務を経験しているメンバーが身近にいるんです。なので、独りで考えるよりも、色んなメンバーと意見交換しながら討論する。こういう場所を作っていきたいです。

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